投資では小さな損は受け入れよう

投資をする人のほとんどは、百戦して百勝することを考えています。言うまでもなく、そうすれば負けることはないのですから当然です。
孫子も敵を知り己を知れば百戦危うからずと言っているくらいで、本当に勝ち続けることができるようにも感じてしまいます。
しかしながら、投資の世界で怖いのは、百戦して99勝したとしても一度の大負けですべてを失ってしまうことがあるということです。
少し極端な例かもしれませんが、実際には10連勝、20連勝して自信を深めたところで、大負けするということは日常茶飯事で多くの人が経験していることなのです。

確かに、10連勝、20連勝もすると自信が過信にもなりますし、天狗になるなというほうが無理なのかもしれません。
しかし、そこには大きな落とし穴が用意されており、多くの方がその穴に落ちてしまうのです。
つまり、常勝を目指して勉強するのは良いことなのですが、実際に勝ち続けると油断もできますし、自信が過信に繋がると大きな危険にさらされることになるのです。

ここで重要なことは、勝つためにはどうすべきかということなのです。投資の世界では、百戦百勝が必ずしもよいというわけではないのです。
誰でもいつかは必ず負けますので、その時に備えておけば大負けを避けることができるのです。
誰もが失敗することは嫌なことなのですが、小さな失敗なら受け入れたほうが良いことも多くあります。
損失が少ないうちに失敗に気が付けば、最低限の損失で済みますし、大きな損失に繋がることもなくなるのです。

大切なことは、小さな損失を受け入れてもトータルで利益が出ていればよいわけです。
百戦百勝が理想ではあるのですが、そこに行きつくには相当な年月や経験が必要になりますので、そこにたどり着く前にマーケットから退場させられることになります。
10戦して3勝7敗であったとしてもトータルで利益が出ていればよいのです。よく言われる損小利大という考え方です。その為に有効なのが、損切りルールです。
エントリーしたものの、考えていた方向とは逆に相場が動くときには、一定の水準で早めに損切りしてしまうということです。

早めに見切りをつけて損失を小さくするわけです。損切りルールを設定しておけば、大負けを避けることができます。
なかなか自分で間違いを認めるというのは難しいものですが、自動的に損切ルールを設定しておくと楽に間違いを認めることができます。
損して得取れではありませんが、これが結局は勝てる投資家への近道になります。